編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第90回 「応援」は、もっと進化する!

20180402_1.jpg 平昌パラリンピックに行ってきました。今回もたくさんのことを学ばせていただきました。戻ってから、今一番気になっているのは、「応援」です。今回はこの応援について一考してみます。まず、応援という言葉をいくつかの辞書で調べてみたところ、その意味は以下のとおりでした。

1)力を貸して助けること。また、その助け。「選挙運動の応援に駆けつける」「応援演説」
2)競技・試合などで、声援や拍手を送って選手やチームを励ますこと。「地元チームを応援する」

 平昌パラリンピックの会場には多くの日本人の姿が見られ、とても嬉しく思いました。2020年東京オリンピック・パラリンピックが近づき、パラスポーツに対する関心が高まっていることもあるのでしょう。また日本から韓国は近いことも関係しているのかもしれません。

 さて、パラアイスホッケー予選、日本対アメリカの試合に行ったときのことです。会場には多くの日本からの「応援団」がいました。とても心強く思いました。皆さん、「応援に来た」「応援します」と口にしていました。そして日本に帰ってからも「応援に行ってきたんですよ」という話をよく聞きました。

 パラアイスホッケーの観客席には日本の国旗がざっと20枚ほどあり、選手の名前や心を込めたメッセージを入れた応援旗が10数枚。ハチマキ、扇子、うちわ、スティックバルーン、国旗のフェイスペイント......と、試合前の観客席では気持ちのこもった応援の準備が整っていました。

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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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