編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第97回 障がいのある人は約936万人。福祉的な配慮? ダイバーシティの推進? それとも???

写真:バレーボール まちづくり・地域づくりの視点から、いかにしてスポーツを活用した地域の活性化を図っていくかについて調査研究し、活動していく一般財団法人「日本スポーツコミッション」が開催するスポーツコミッション研究会に参加させていただきました。素晴らしい機会をありがとうございました。

 ここでのプレゼンで私に与えらたテーマは「障がい者を顧客として捉える」というものでした。障がいのある人を含めてすべての人たちをスポーツシーンの「お客様」として捉えるというもの。「なるほど、面白そう」と思いました。同時に思い出したのは、過去のいろいろな言葉でした。

 2005年にパラスポーツのインターネット中継、体験イベントからSTANDの活動はスタートしました。そしてすぐに「障がい者をさらし者にしてどうするつもりだ」というご批判をいただきました。「障がいのある人にそこまで(スポーツを)させなくても......」、イベント会場では「もう、見ていられないので帰ります」とも。どんな事業でも批判はつきものです。

 そんなある日、「障がい者をネタに商売をする気か」という言葉をいただきました。これは答えにくく、困惑しました。「ノー」とは言えないし、「イエス」とも言いにくい。パラスポーツを通して共生社会を目指し、社会に価値を提供してその対価として報酬をいただき、NPOを運営する。だから「ノー」ではない。そこで、商売、事業、ビジネスと、言葉を変えたみたらニュアンスが変わった......。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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