編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第132回 東京パラリンピック終了。いよいよ試されるときに突入!

写真:花岡伸和 パラリンピックの開催期間中、「共生社会」や「多様性」という言葉を多く見聞しました。しかし、パラリンピックが直接、多様性や共生社会を連れてくるかと問われれば、答えはノーです。それを承知しているからこそ、パラリンピックの報道は、競技を伝えるだけでなく「共生社会」や「多様性」への道筋をつけていました。様々なアプローチによって"意味づけ"が行われていたと感じました。

 国際パラリンピック委員会(IPC)は、パラリンピックの価値として、勇気(Courage)、強い意志(Determination)、インスピレーション(Inspiration)、公平(Equality)の4つを掲げています。

「勇気」と「強い意志」は出場選手に関わる事柄で、障害が個人にあることを前提とし、そのうえで障害をネガティブなこととして捉え、「出場者は勇気と強い意志を持ってここまで来た」ことを価値としています。そして...。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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