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アジアパラ競技大会開幕!

 18日、インチョン2014アジアパラ競技大会(韓国・仁川)が開幕し、文鶴スタジアムで開会式が開催された。285人の選手が出場する日本選手団は、25番目に登場。先頭を切ったのは、旗手に選ばれた高桑早生だ。7月に100メートルで日本新記録(13秒69)をマークし、今大会は日本記録保持者として初の国際大会となる高桑。今、最も波に乗っている義足スプリンターだ。そして高桑の後を、主将を務める車いすテニスの国枝慎吾を筆頭に、選手・役員が観客に手を振りながら行進した。今大会はアジアの41カ国・地域から約4500人が参加する大規模な大会。シッティングバレーなど、2016年のリオデジャネイロパラリンピックに直結する競技もある。大会は7日間、24日まで熱戦が繰り広げられる。

 日本は今大会、23競技のうち22競技にエントリー。4年前の広州大会を上回る120個のメダル獲得を目指す。車椅子バスケットボール男子の予選はすでに16日から始まっている。日本は17日の初戦で地元の韓国と対戦し、58-59と惜しくも敗れ、黒星スタートとなったが、18日の第2戦では台湾に92-33とトリプルスコアに近い大差で今大会初勝利を挙げた。

 本格的に競技が始まる19日には、国枝が初戦を迎える。また、ロンドンパラリンピックで金メダルに輝いたゴールボール女子はいきなり最大のライバル中国と対戦。アジアの頂点に立つには、絶対に倒さなければならない相手だ。一方、4年前の51個を上回るメダルを狙う水泳では、日本選手団最年少の16歳、池愛里が最も得意とする50メートル自由形に挑む。

写真:開会式
(文・写真/スポーツコミュニケーションズ 斎藤寿子)