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日本選手団、初日からメダル量産 ~アジアパラ競技大会~

 大会第2日を迎えたアジアパラ競技大会は、本格的に競技がスタート。この日行なわれたのは19競技で、日本は中国の54個に次いで2番目に多い30個(金11、銀9、銅10)のメダルを獲得した。

 日本勢の中で大会第1号の金メダリストとなったのは、陸上・男子5000メートル(視覚障害)で優勝した和田伸也(大阪府視覚障害者福祉協会)。16分20秒48の大会新記録をマークしての金メダルとなった。男子走り幅跳びでは、切断などのクラスで2008年北京パラリンピックの銀メダリスト山本篤(スズキ)が、そして視覚障害のクラスでは堀越信司(NTT西日本)が金メダルを獲得した。

 水泳では、日本選手団の男子主将を務める木村敬一(東京ガス)が男子50メートル自由形(視覚障害)を制覇し、水泳陣の先陣を切った。その木村に刺激を受けたという日本選手団最年少、16歳の池愛里(東京成徳大高)も同じく50メートル自由形(運動機能障害)でひとり29秒台を出して大会新記録をマークし、金メダルを獲得。山田拓朗(NTTドコモ)は200メートル個人メドレー(運動機能障害)と50メートル自由形で2冠を達成した。

写真:アジアパラ表彰式 パラリンピック2連覇中、今大会は日本選手団の主将を務める国枝慎吾(ユニクロ)は男子シングルス初戦(2回戦)に臨み、6-0、6-1でストレート勝ちを収めた。
 
 一方、団体競技では予選が行なわれ、前回大会覇者の車椅子バスケットボール男子がイラクに75-24で圧勝し、2勝目を挙げた。ロンドンパラリンピックで金メダルに輝いたゴールボール女子は最大のライバル中国に1-2で惜敗した。同男子も中国と対戦し、0-6と圧倒的な力を見せつけられた。優勝国には2016年リオデジャネイロパラリンピックの出場権が与えられる、脳性まひの選手たちが行なう7人制サッカーは、ロンドンパラリンピック銅メダルのイランに0-3で敗れた。

○池愛里選手コメント
「緊張しましたが、スタンドから日本選手への沢山の応援があったので、リラックスして泳ぐことができた。木村(敬一)選手が一番はじめに金メダルを獲ったので、自分も頑張りたいなという気持ちになった。タイムは納得いかないが、29秒台で泳ぐことができたので良かった。(自己ベストを更新するためには)少し浮き上がりからの泳ぎが遅かったかなという気がしている。明日は100メートルのフリーなので、そこにいかせるように、修正していきたい」

○ゴールボール女子コメント
江黑直樹ヘッドコーチ
「中国は1点の重みを知っているので、なかなか壁を破ることができなかった。選手たちは一生懸命プレーしたが、早い段階での失点が最後まで響いた。明日以降は、1日1日成長した姿を見せたい」

浦田理恵(主将)
「今回中国にやられたゴールは、うまく間を空けさせてという、日本がやろうとしていた攻撃のパターンでもあった。そういう意味では、いい見本を見せてもらった。今度はやられたボールで絶対にやり返したい」

安達阿記子(副主将)
「選手村にいた時に、アジアカップや世界選手権でセンターをやっていた選手がいなかったので、誰がセンターに来てもいいように準備はしていた。(今回センターを務めた選手は) もともとウイングなので足元を中心に狙うようにボールを集めて、逆をついたり、ポスト際を狙っていこうということを話して臨んだが、あともう少しだった。こっちがディフェンスで先にミスをしてしまったので、こういった結果になってしまった。やはりミスをすると難しくなる。明日はしっかりと切り替えていきたい」

(文・写真/スポーツコミュニケーションズ 斎藤寿子)