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関西学院大学×STAND 連携企画シンポジウム CHALLENGE FOR 2020 ~パラリンピックで社会を変える~ を開催しました

 12月9日(土)関西学院大学上ヶ原キャンパスで、関西学院大学×STAND 連携企画シンポジウムCHALLENGE FOR 2020 ~パラリンピックで社会を変える~ を開催しました。これは関西学院大学とSTANDの「パラスポーツを通して共生社会を目指す」協定に基づいた事業で、第2回目の開催となります。今回は一般に公開し、広く来場者を募りました。会場には同学院の大学生、高校生を中心に400名が参加しました。

 半谷静香選手の講演では、視覚障害者柔道の特徴として視覚に障がいがあるため、最初から組んで試合が始まることが紹介されました。「組んだ瞬間に相手が分かる。格上だと思ったら、迷わず攻め続ける」という半谷選手の姿勢に、会場は大きくうなずいていました。

半谷 静香選手

 パネルディスカッションでは、ガイドランナーの中田さんのお話からスタートしました。ペアを組む視覚障がいの選手との間に、共通の目的を持つこと、確固たる信頼関係を築くことなど、日頃の学生生活やスポーツに通じる視点が示されました。また、パラリンピックを見ることで、障がいのある人への関心を高めてほしい、そしてキャンパスや街中で見かけたら、どんどん声をかけていくことが共生社会へとつながっていく、といった意見が出されました。

中田 崇志選手

 このシンポジウムの模様は、関西学院大学東京丸の内キャンパスに生中継され、会場には卒業生約30名が参加しました。シンポジウム視聴のあと、視覚に障がいのある方のサポート体験を行いました。

生中継を見入る様子


【プログラム】
  
・基調講演   半谷 静香/視覚障害者柔道、リオデジャネイロ48㎏級5位入賞。
                           (エイベックス所属)
・パネルディスカッション
      〈パネリスト〉
        中田 崇志/ガイドランナー、視覚障がい者トップランナーの伴走を務める。
             パラリンピックアテネ大会金メダル、ロンドン大会銅メダル。 
                            (NTTデータ所属)
        半谷 静香/(同上)
        伊藤 数子/特定非営利活動法人STAND代表理事
        村田  治/関西学院大学学長
      〈コーディネーター〉
        村尾 信尚/関西学院大学教授、NEWS ZEROメーンキャスター