編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第50回 世界へ発信!「オリンピック・パラリンピック」の愛称

141201_1.jpg 昨年9月に2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定して以降、「パラリンピック」という言葉が多く聞かれるようになりました。テレビのニュースで報道する際も、新聞や雑誌に掲載する際も、「2020年東京オリンピック」ではなく、「2020年東京オリンピック・パラリンピック」となっています。「パラリンピック」という言葉を聞き、文字を目にすることで、「パラリンピック」の認知度は確実に高まりました。しかし、「オリンピック・パラリンピック」というのは、言うのも書くのもどうも長い。そこで提案です。「オリンピック・パラリンピック」を総じて呼べる愛称をつくるというのはいかがでしょうか。

 11月25日に日本財団パラリンピック研究会が発表した「国内外一般社会でのパラリンピックに関する認知と関心」の調査結果報告によれば、日本では「パラリンピックを知っている人」は、98.2%にのぼります。つまり、国民のほぼ全員が知っているのです。「パラリンピック」を連呼し、知ってもらうことに注力した時代は終わったと言っても過言ではありません。そうであるならば、例えば「オリンピック」を「五輪」としたように、「オリンピック・パラリンピック」の愛称をつくり、誰でも簡単に言ったり書いたりすることができれば、と思いついたのです。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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