編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第137回 寅年生まれの「挑戦者たち」。こうして始まりました。

20220307_1.jpg もうすぐ北京パラリンピックが開幕します。さて、パラリンピックの開催時期になると、頭に思い浮かべることがあります。それは大会が与える、ある"効果"についてです。

 先日、車いすを使用する知人とこんな話になりました。

「パラリンピックもパラスポーツもどちらかというと好き。パラリンピックは毎回テレビで観て応援しています。しかし、この時期になると、"あなたはスポーツをしないんですか?"と半ば責められるように、あるいは懐疑的に質問される。私はスポーツを観るのは好きだけど、するのは苦手です。パラリンピックが盛り上がると、どうして障害がある人はスポーツをするべきと思う人が増えちゃうんだろう。障害の有無に関係なく、スポーツを好きな人も嫌いな人もいると思うんですよ」

 そういえば、電動車いすに乗っている知人からはこんな話も。外出先で「もっと頑張って手漕ぎに乗れるようになれ!」と励まされ、「ひどく落ち込んだ」というエピソードでした。

 パラリンピックでの高いパフォーマンス、選手の躍動や輝きを見ると...。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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