編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2025.02.03 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第172回 体育館に大きな渦を巻いた日
1月23日、石川県立いしかわ特別支援学校にて、ユニバーサル野球体験授業が実施されました。
私は石川県にてインクルーシブ教育アドバイザーを拝命しており、お手伝いをさせていただいたものです。
ユニバーサル野球は、5メートル四方の巨大野球盤を使って行うスポーツです。
(第166回 中村さんの宝石箱 ~ユニバーサル野球・無限の進化~)
小学部・中学部の児童生徒がチームを組みました。
チームは肢体不自由教育部門、知的障害教育部門で編成され、対戦しました。
ルールは両チームが同じ回数ずつ打ち、得点した数の合計を競うものです(一塁打=1点、二塁打=2点、三塁打=3点、ホームラン=4点)。
体育館は選手入場前から、熱気に溢れていました。子どもたちで考えたチーム名「ファイヤーズ」「レッドエース」......などが、ホワイトボードに貼り出されています。
事前学習でつくった応援グッズ、大太鼓などもずらっと並んでいました。応援の練習もしっかりしたそうです。ふと見ると、手づくりの場内アナウンス(いわゆるウグイス嬢)用の放送席もありました。
選手、先生たちが入場してきました。いろいろなグッズを身に着けた子、プロ野球チームのユニフォームを着た子、みんなやる気まんまんです。"なんてすごいパワーなんだ"と驚かされました.....。
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