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SAYONARA国立競技場FINAL "FOR THE FUTURE"

 7月から解体工事が始まる国立競技場(東京都新宿区)で5月31日、ファイナルイベント「SAYONARA国立競技場FINAL "FOR THE FUTURE"」が行われ、集まった3万6116人が別れを惜しむ中、56年の歴史に幕を閉じた。

 セレモニーでは、1964年の東京五輪開会式で上空に五輪を描いた航空自衛隊アクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が登場、6機で編隊飛行を行った。

 歴代の五輪金メダリストらによる聖火リレーでは、長野パラリンピックアルペンスキー金メダリスト大日方邦子さんも走者を務めた。最終ランナーとしてアテネ・北京・ロンドン五輪女子レスリング金メダリスト吉田沙保里さんが聖火台に点火した。

 ピアニストの辻井伸行さんの「東京オリンピック・ファンファーレ」の演奏、海上自衛隊東京音楽隊の三宅由佳莉さんの国歌独唱、歌手の谷村新司さん、森山良子さんによる熱唱のあと、来場者全員による「蛍の光」の大合唱。聖火が消され、700発の花火が打ち上げられた。

 その後ピッチが一般開放され、来場者は芝生に寝転がったり、さまざまなポーズで記念撮影をしたり、それぞれが「国立の芝生」を確かめ最後の記憶を刻み別れを惜しんだ。

 新国立競技場は2015年10月に着工、2019年3月完成予定。同年秋のラグビー・ワールドカップ、2020年東京オリンピック・パラリンピックの主会場となる。

国立競技場の空に飛来するブルーインパルス

夕暮れ迫るSAYONARÀ国立競技場

開放されたピッチを楽しむ来場者