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清水建設が開発する高精度音声ナビゲーション"インクルーシブ・ナビ"を体験

 シミズボランティアアカデミー(=障がい者や、パラリンピックスポーツに広く精通した ボランティアの養成に寄与することを目的に清水建設が主催するボランティア養成講座)で講師を務めるパラリンピアンの初瀬勇輔選手(視覚障害者柔道)が、JPタワー「KITTE」(東京都千代田区丸の内)で実証実験中の高精度音声ナビゲーション"インクルーシブ・ナビ"を体験しました。

 "インクルーシブ・ナビ"は、スマートフォンアプリを活用して目的地までの経路を詳細に案内する新しい形のナビゲーションです。一般歩行者はもちろん、ベビーカー利用者、車いす利用者、視覚障がい者、日本人以外を含むあらゆる来訪者に対し、外国語(英・中・韓)を含めた音声対応によりそれぞれに適した誘導方法で、屋内1.5m程度という高精度な位置情報で屋内外をシームレスにナビゲーションします。また、テナント店舗、トイレ、授乳室など施設の利用状況を確認し「いま、空いているか」がわかったうえで、ルート案内を受けることも可能となっています。


担当者から"インクルーシブ・ナビ"の操作説明をうける初瀬選手
担当者から



スマートフォンアプリ"インクルーシブ・ナビ"画面の一例
スマートフォンアプリ



音声ナビ案内を聞きながら目的地を目指す初瀬選手
音声ナビ案内を聞きながら目的地を目指す初瀬選手<br />



体験の感想を語る初瀬選手
体験の感想を語る初瀬選手<br />
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【初瀬選手の感想】

「視覚障がい者である⾃分がITを使⽤することで、⼤きな施設の中でも独⼒でちゃんとお店に辿り着くことができることを体感しました。」
「自分で探して、自分で選択して、自分でお店まで歩くというのはとても気持ちのいいものでした。」
「そして精度の⾼さに驚きました。ほとんどの実験でお店のドア付近にたどりつくことができました。実はこれが⼀番すごいことで素晴らしいことです。課題があるとすれば、お店に着いた後に適切なサポートを受けることができるのかということです。障がい者は、お店に辿り着いても商品を購入できないことや、店内でサービスを受けられない、というケースも考えうるので、お店の⽅の理解や協力が必要不可欠です。」
「ITと人の融合が本当の意味でのユニバーサルな社会をつくっていくのだと考えていますが、高精度音声ナビゲーション"インクルーシブ・ナビ"はまさにその大きな力になると思いました。」


是非、皆さんも実証実験中の高精度音声ナビゲーションを体験してみてはいかがでしょうか。

実施エリア:JPタワー「KITTE」丸の内館内(B1F-6F)及び東京駅地下通路
           (東京メトロ丸ノ内線東京駅改札~KITTE丸の内館内)

利用可能期間:2019年6月18日(火)まで

※詳しくは、案内チラシ(オモテ)案内チラシ(ウラ)をご覧ください。