編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第57回 「障がい者スポーツ」から「パラスポーツ」へ ~名称変更の理由~

大迫力のウィルチェアーラグビー 写真/竹見脩吾「障がい者スポーツの現場から」は2010年10月にスタートしました。障がい者スポーツのいろいろな現場から、様々な視点で想いを伝えていこうと始めました。ですから、タイトルは「障がい者スポーツの現場から」。連載5年目を迎え、今回から「パラスポーツの現場から」とタイトルをリニューアルいたします。なぜ「パラスポーツ」という名称に変えたのか、その理由をお話します。

 昨年3月、「日本障害者スポーツ協会」が「日本障がい者スポーツ協会」と名称を改めました。まず改正の背景には<障がいのある人のことを活字で示す場合に、法律等に基づき「障害者」と表記する場合のほか、近年、法的に支障のない範囲で「障がい者」と表記することが徐々に増えている状況にあります。この度、当協会においても組織名を変更することにしましたが、それによって障がいのある人に対する差別や偏見が払拭される等、本質的な問題解決になるとは考えていません。しかし、当協会としては、たとえ少数であっても活字の「害」を不快に思う人に配慮するとともに、社会の意識を変える一つの誘因にもなるよう期待し、当協会の権限の範囲内において「がい」の表記に改めることにしました>(日本障がい者スポーツ協会HP)といったものがありました。

「日本障がい者スポーツ協会」は名称を改める際、それに伴い英語表記も「Japan Sports Association for Disabled」(略称JSAD)から「Japanese Para-Sports Association」(略称JPSA)と変更しています。

 これについて、日本障がい者スポーツ協会は更にこう説明しています。
<障がい者を表す「the disabled」については、IPCにおいて不適切な単語とされています。一方で「障がい者スポーツ」については、「Para-Sports」を推奨しています。このことから英語表記を改めることとしました(「Para」は「もうひとつ」を意味し、「Para-Sports」で障がい者スポーツを表します)>(同前)


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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