編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第116回 新しい日常と、新しいボランティアのかたち

写真:ボランティアアカデミー視覚障害編の様子 新型コロナウイルスの感染拡大により私たちの生活様式は変わります。インターネットを使ったウェブ会議などもその例ですが、障害のある人には新たなハードルになることもあります。

 先日、視覚障害のある人とウェブ会議をした際にこんな話を聞きました。「ウェブ会議はどちらの方向からの発言がわからないからなかなか馴染めない」。リアルな会議の場合、「あっちに座っているのが誰、こっちに座っているのが誰」と空間認識をして臨むため、こうしたことは起こりません。ウェブ会議のパソコンのスピーカーから聞こえる音声だけでは方向性がとれず、とっさに誰の発言なのかがわからないことがあるそうです。

 ウェブ会議以外でもいろいろあるのではと聞いてみたところ、レジに並ぶ際の安全な距離、いわゆる「フィジカルディスタンス」がわからないと言います。間隔を示すテープが床に貼られていてもそれは見えにくいし、2メートル離れているかどうか、その距離がわからない。また困ったときにヒジや肩を貸してくださいというのも、「密」を避ける中では言いにくいそうです。総じて外出のハードルが上がってしまったとのこと。他にも体調が悪くなったときに病院など、どうしたらいいのか。また給付金などの各種申請書は紙の書類なので、うまく書けないことも悩みだとおっしゃっていました...。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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