編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2013.01.30 [伊藤数子「障がい者スポーツの現場から」]
第28回 すべての子どもたちに夢を!~キッズ・チャレンジ・プロジェクト~
2020年東京五輪・パラリンピックの招致活動も、いよいよ佳境を迎えていますね。今年9月にはアルゼンチン・ブエノスアイレスで行なわれるIOC(国際オリンピック委員会)総会で開催都市が決定します。それに向けて、招致委員会や東京都を中心に、活動が活発化してきており、支持率も上がってきていると言われています。
私は「国や地域、年齢、差別、障害、職業などの区別なく、すべての人が幸せに暮らせる社会づくり」を目指し、05年にNPO法人STANDを設立しました。これまでさまざまな活動を行なってきましたが、今年から新たなプロジェクトが動き出しました。「キッズ・チャレンジ・プロジェクト」です。その名の通り、子どもたちに幅広くスポーツや遊びを体験してもらおうというものです。
同プロジェクトには、障害の有無はまったく関係ありません。健常な子どもも、身体・知的・精神に障害のある子どもも、誰でも参加できます。また、その内容も多岐にわたっています。カヌーやサーフィン、乗馬、スキー、さらには車いすテニスなどの障害者スポーツも含まれており、まさにオールジャンルになっています。
これまでもこうした子どもたちを対象とした体験型プロジェクトは、さまざまな団体が活発に行なっています。しかし、健常な子どものみが対象であることが一般的です。しかし、「キッズ・チャレンジ・プロジェクト」では、健常な子どもと障害のある子どもが、同じ空間・環境で同じ時を過ごし、そして遊んだりチャンレンジしたりするのです。
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