編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第101回 もう少しすれば社会を変える中高生

写真:授業の様子 都内の高校で1年生の授業を担当する機会をいただきました。「人間と社会」という時間です。これは平成28年度から始まったもので、<人間としての在り方生き方に関する教科>(東京都教育庁ウェブサイトより)とのこと。目標は<道徳性を養い、判断基準(価値観)を高めることで、社会的現実に照らし、よりよい生き方を主体的に選択し行動する力を育成する>(同)ことです。

 私が赴いた学校ではこの授業をキャリア教育として捉え、「働くことは、やりがいや生きがいなど新たな価値観を見出す機会となる」としています。

 さて授業で私は、NPOを設立して働いてきたことをありのままに話しました。話終えて、生徒たちからの質問タイム。一番多かった質問は「なぜパラスポーツに関わったのですか?」というものでした。

 以前、このコラムにも書きましたが、もう一度紹介します。

 初めて電動車いすサッカーのインターネット生中継をしたとき、試合会場で「おまえら、障がい者をさらし者にしてどうするつもりだ」と言われました。調べると「さらし者」とは、「人前で恥をかかされた者」とありました。障がいのある人を「さらし者」と呼んでしまうことに大きな違和感を抱き、そんな社会に課題があると感じました。「その社会を少しでも変えられたら......」との想いで事業を始めました。これまでにない新しい、自分たちのやり方で進めてみよう、と。これがパラスポーツに関わるようになったきっかけです...。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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