編集長コラム

障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ

第177回 馬と馬、馬と人はお友達

写真:東京競馬場〽中央フリ~ウェイ~ 右に見える競馬場 左はビール工場(『中央フリーウェイ』松任谷由実)と思わず口ずさんでしまった私に、「けっこう皆さん、歌ってくださるんですよね!」と、笑いながらおっしゃるのは、ここ東京競馬場の広報の方です。

 ご縁をいただいて、日本中央競馬会が運営する東京競馬場のなかなか入れないお部屋に訪問する機会をいただきました。室内でお話をお聞きした後、いよいよ場内が一望できるスタンドへ。すると、先の歌詞がすぐに浮かんできたのです。広く美しいコースの向こうにフリーウェイと工場がまさに見えるのです。これだけで、大感激しました。

「パドックに参りましょう」
 特別な許可をいただいてグラウンドレベルまで降りました。撮影は禁止。「馬は繊細なんです。シャッター音で、気持ちが乱れることもあり、レースの妨害となりかねないんです」。音を立てず、じっと美しい姿に見とれていました。

 思い出したことがあります。パラスポーツの一つに馬術競技があります。以前観戦した際、競技を行うアリーナの外に、競技の様子をじっと見ている別の馬がいたのを見つけたのです。後にそれが「フレンドリーホース」だと知りました.....。


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伊藤 数子(いとう かずこ)

挑戦者たち編集長
/NPO法人STAND代表理事

新潟県生まれ。1991年に車いす陸上を観戦したことがきっかけとなり、障害者スポーツの振興に携わるようになる。未来に向けて次代の選手・ファンを拡げていくために、障害者スポーツのスポーツとしてのおもしろさを伝えるウェブサイト「挑戦者たち」、障害者スポーツ競技大会のインターネットライブ中継「モバチュウ」、障害者スポーツ体験会などの事業を企業・団体と協働で展開している。2012年ロンドンパラリンピックでは日本選手たちの挑戦を伝えるウェブサイト「The Road to London」を開幕1年前に開設した。著書に「ようこそ、障害者スポーツへ -パラリンピックを目指すアスリートたち-」(廣済堂出版)など。

ロンドン2012パラリンピック 日本選手たちの挑戦 「The Road to London」

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