編集長コラム
障害者スポーツのおもしろさを求め、現場へ
2025.10.01 [伊藤数子「パラスポーツの現場から」]
第180回 次の20年へ
この10月、おかげさまでSTANDは21期を迎えます。
2003年、大阪舞洲で行われた、電動車いすサッカー全国大会の携帯電話を使ったウェブ生中継をきっかけに、パラスポーツの世界にすっかり埋まってしまいました。適切な表現ではないかもしれませんが、「埋まった」が、偽らざる思いです。夢中にさせてもらったことは、もちろん、私にとって本当に幸運なことでした。
中継の現場で「おまえら、障害者をさらしものにしてどうするつもりだ」とのご批判が、私の中で大きな違和感となりました。障害のある人がスポーツをすることが社会一般に知られていないことに触れるたびに、さらに大きな違和感へとごろごろ転がっていきました。雪玉が転がって大きくなる感じです。
知ってもらうための手段として、様々な競技の中継をたくさんやりました。実に20競技です。卓球は球が小さくて、当時のガラケーでは成り立たなかったのは残念でした。とても多くの賛同者、協力者が引っ張ったり押したりして支えてくださり、もっともっと、と私は前のめりに没頭しました.....。
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